おばあちゃんの知恵袋:その①
私はおばあちゃん子でした。
姉御肌で、クール、声は低く、ちょっと悪ぶって話すけれど
その実、苦労からくる押し付けがましくない優しさがある人です。
私の記憶では、62までピンヒールをはいていました。
風邪をひくと
「情けない。。」
と言われたものです。
86年の人生で一度しか寝込んだことのない人ですから
「おっしゃるとおりです。」と言う感じ。
年の功から、日本中の桜を知っているので
「桜見に行くなら、どこがいいのかなぁ?」
と聞けば、
「日本中、どこにでも桜はあるさ・・・そんなに騒ぐほどのことじゃあない」
う〜ん。深い。。。
私が9つ、叔母がアラサー、母がアラフォー、祖母がアラ還のころ
普段は寡黙な祖母が、
突然こんなことを言い出しました。
レストランの窓から見える椿の生垣をながめながら、こう言うのです
「ほら、お前はあの蕾だよ。」
小さな、小さな、緑色のかろうじて花芽と分かるようなものを指差して。
目をぱちくりさせていると、
「○チャンはそれ、◎ちゃんはそっちだな。」
ようやく花びらが開きかけている蕾が叔母
五部咲きの花が母
「おばあちゃんはどれ?」
「あれさ・・」
指の先には今まさに満開の椿の花が。。。
私の原体験かもしれません。
そんな祖母は
いつもきちんと化粧をしています。
足腰は弱くなりましたが、いまでも花はまだ満開です。
2009年04月07日