> 肌質改善プログラム:「そのホクロがなかったら その2」
肌質改善プログラム:「そのホクロがなかったら その2」
ホクロはとても一般的な良性腫瘍です。数や出現時期は個人差があります。一般的に出現した時期が早いほど成長に伴って深くなる傾向が強いようです。
また、妊娠期に濃くなったり、数が増えることもあります。
前回はアレキサンドライトレーザーによるホクロの治療をご説明しました。
今回は炭酸ガスレーザーによる小手術をご紹介します。炭酸ガスレーザーは、水を含む組織に照射すると組織が蒸散されるレーザーで、レーザーが照射された部分のみを削ることができます。
高級な電気メスと言う方が分かりやすいかもしれません。電気メスによる手術に比較して、周辺組織の損傷が少ないことがメリットです。
メスで切除して、糸で縫合する手術と異なり、ホクロの部分だけを浅く削りとるため、傷が小さく済み、傷あとがほとんど目立たないことが最大の利点です。また出血がほとんどなく、当日から入浴できます。
治療に際して、まず麻酔のテープを貼ります。大きいものは麻酔の注射も行います。
麻酔が効いてから治療を行いますので、治療中の痛みはありません。治療後には傷の上皮化を早めるテープを貼ります。
期間は、ホクロの大きさや深さ、傷の治りやすさにもよりますが、平均7~10日間です。非常に浅いほくろでは、日中は軟膏を塗るだけでもかまいません。
傷がふさがってからは、炎症後の色素沈着予防のために、日中は日焼け止め、帽子、日傘、サングラスなどによる紫外線防御を心がけていただきます。
また、医療機関専用の美白剤(ハイドロキノンやレチノイン酸)の外用を行っていただくことで、日本人のお肌の宿命、炎症後の色素沈着を防ぎます。
浅いホクロは1回の治療で完全になくなる場合が多いのですが、深いホクロはとりきれないことがあります。
その場合、アレキサンドライトレーザーや炭酸ガスレーザーで再度治療を行います。
遠目には、小さなシミとホクロは見分けがつきにくいので、ほくろの手術を行うと、色白になったと感じられるようですよ。
2007年05月16日